180キロにも及ぶ白砂青松の海岸線を持つ茨城県。中でも旧波崎町の砂丘は、日本三大砂丘の1つに数えられ、訪れる人々を魅了しています。 しかし最近では、松くい虫や塩害によって保安林の松林が枯れる被害が深刻化。
平成21年農林水産常任委員会の質問に立った西条昌良県議は、飛砂、潮風による漏電、塩害が地域住民・企業にも打撃を与えている実情を訴え、積極的な海岸保全対策を強く求めました。
潮風によって電線に塩が付着し漏電を起こした。企業敷地でも潮風があたっている所は木が育たない。塩害がひどく、塩害を防止するために松が植えられているわけだが、県内の松くい虫の状況はどうか?
平成14年以降の松くい虫の被害は、4千~5千で推移している。
塩害によって松が枯れることはあるのか?
塩水が根まで回った場合は枯れる。海が荒れ超波した塩水が直接根に回ったのではないか。
潮風・塩水に強い木の植樹を検討したことがあるのか?育つ可能性のある木があるのか?
実験結果では、松に優るものはない。
植樹より枯れる松の方がはるかに多いのが現状だ。しっかり対策をとらないと後世に憂いを残す。飛砂対策についてはどのように調査検討しているのか?
今、事業の実施を図っているところ。治山工事、松くい虫対策を含め計画的に進めていく。
森林湖沼環境税を今後は海岸保全対策にも使っていこうという話が出ているが、もっと積極的な予算措置ができないか。
新しい税の使い道も含めて協議していきたい。
自然を守るのは地球的課題であり、自然は一度破壊されたらなかなか元に戻らない。塩害・砂害が悪影響を及ぼしており、海岸の植林。保安林の防砂対策をきちんとやって欲しい。