「いつもですと私は冗談で挨拶を始めますが、今日はそんなことは言っていられません。他人事ではなく、自分のことだからです。8期目当選を目指して、大井川和彦知事と共に300万茨城県民を牽引し、未来永劫栄える茨城県を実現するため「攻めの一手」で私は死力を尽くします」と表情を引き締め力強く語るのは西条昌良・茨城県議。
岩上元知事を師と仰いで
昭和8年生まれ、脂が乗り切った63歳。岩上妙子参議院議員の秘書を経て、農工両全を掲げ「鹿島開発の父」と讃えられた岩上二郎・元茨城県知事の秘書(参議院議員秘書)をつとめ、平成2年に36歳で茨城県議に初当選以来7期28年、県議会副議長・予算特別委員会委員長などを歴任し、平成22年に茨城県議会議長に就任。「驕(おご)らず・恐れず・迷わず」を政治理念に掲げ、県政一筋に28年間突き進んできた西条県議の集大成『西条昌良県政報告会』が。10月13日(土)、神栖市矢田部公民館で開催!報告会には大井川知事、額賀福志郎・衆議院議員をはじめ、林幹雄・衆議院議員(自民党幹事長代理)、岡田広・参議院議員(参議院自民党副会長)、上月良祐・参議院議員、神栖市議・銚子市議・神栖市農業委員長ら来賓多数、熱気あふれる大勢の市民が参加した。
新しい・茨城づくり調査特別委員会委員長としてNHKに
長谷川隆・神栖市議の開会の辞、西条昌良後援会を代表して泉純一郎会長の挨拶で開会した県政報告会で西条県議は、茨城県議会条例第25条2項(平成24年策定)に2元代表制…知事をはじめ執行部に議員がハッキリものを言えるよう定めています。新しい総合計画を作る時には、県議会の意向を尊重しなければならないという条例。それに基づき、議長から私が新しい・茨城づくり調査特別委員会委員長を拝命して取りまとめ、9月27日の閉会日に中間報告ではありますが、知事に提出。その模様がNHK総合テレビで当日27日に放映され、自分で見て『いや~、ちょっとトシは取ったけど知事と一緒にテレビに出てヨカッタなあ』と思いました」と笑顔で語り会場を爆笑で沸かせた後、地域振興策・県民サービスなど茨城県政に対する熱き思いや大井川知事への要望を次のように語った。
1.大井川知事は「この10年が茨城県の未来・将来を変える極めて重要」と謳って知事選を戦ったが、新総合計画では知事の任期の4年ごとに目標を設定してスピード感ある活性化策を打ち出していただく。
2.日本の国には未だに弱者が存在する。体の弱い人・生活困窮者・中小零細企業など弱者に対して「誰一人残さない社会づくり」を茨城県で推進してもらいたい。茨城県に不幸な人が誰一人いないよう県政を目指す。
3.茨城県は全国都道府県中、人口10万人当たりのドクター数が46番目。大井川知事には医科大学の新設や誘致という困難に勇猛果敢に取り組んでいただきたい。
4.茨城県は全国で4番目に可住地面積が広く、車社会の中でどうしても道路整備が必要。高速道路だけではなく、もっときめ細かい道路をしっかり作ることが重要。
5.いくら神栖市が豊かであっても、県や国の力を借りなければできない事業が多々ある。医療問題は地元がしっかりと協力体制を組み、強い心で臨まなくては。鹿島労災病院を診療所に、済生会病院を179床から350床の中核病院にして筑波大学病院から医師を派遣してもらう。これは知事に力を貸してもらわなくては、神栖市がいかに豊かであっても実現は難しいのでしっかりと連携を図る。
6.神栖市の地震・津波の問題。一番高い場所でも海抜23m、万が一の時のことを皆さんが心配している。対策はまだ不十分なので、しっかりと津波対策を整備する。
7.知事を先頭に、潮来から神栖につながる東関東自動車道の道路整備の方向づけをする。
8.鹿島臨海工業地帯の北公共埠頭の13mバース(岸壁)の早期完成と企業誘致。鹿島開発の最後の大きな仕事で、ニワトリが先か卵が先かの話。国は「荷物があれば13mバースを造る」と言い、企業は「13mバースがあれば荷物が来る」と言う。行ったり来たり20年間やってる13mバース、決着をつけ鹿島開発の凱旋をする必要がある。
9.命と教育の問題。神栖市は先人たちの努力で豊かになったが、「人づくり」が中長期的課題だ。なぜこの地域に医師が住まないか?道路問題、災害への不安、もう1つはこの地域の高校に入って子どもが医科大学に入れるかという問題。3割協定があり優秀な3割は県外市外の市立銚子・佐原高・清真学園などに行ってしまう。将来この地域の医療を支える人材育成が重要で、地元神栖市に医科大学に入れるような人材を育成する高校を作りたい。
10.神栖市は将来「中核都市」を目指さなければならない。人口減少・少子高齢化のなか、中核都市になり地域間競争に勝ち残っていかなければならない。中核都市となることで国・県の出先機関を誘致し、行政・政治に関することが神栖市に居ながらにして9割方できるようにする。以上の10点を西条県議は情熱を込め語った。
西条先生は、真っ直ぐな性格でピシッとぶれずに方向性を示される。私は迷った時に尊敬する西条先生に相談させていただくのですが、茨城県政に無くてはならない方。これは本音、掛け値なしで大井川県政にとって必要不可欠な方。
西条先生は茨城県全体の政策だけでなく、千葉県と茨城県の連携にも私を導いてくださっています。西条先生が間を取り持ってくださった、林幹雄・自民党幹事長代理には、ロシアに二階幹事長の訪問団に加えていただきました。それまで茨城県はロシアとの関係など、全くありませんでした。調査団を契機にロシアのメディアが茨城県に興味を持ち、取材に次々と来ています。茨城県からロシアへの苺の輸出も始まりました。ロシアとの交易・観光も期待できると思います。
今、一番神栖市で問題になっているのは労災病院と済生会病院の合併問題ですが、関係者と合意しました。平成37年と書かれておりますが、まだロードマップは作られておりません。これはきっちり作って地域の皆さんに、何月何日までにこういう形になりますとお示ししなくてはならない。筑波医大のお医者さんに来ていただくならば、どうすれば派遣していただくのかを考えなくてはなりません。
大井川知事と西条さんがしっかりと連携して共同戦線を張り、筑波大・済生会病院と約束を取り付ける。これは地元の西条先生がいなければできないんですよ!力を合わせて地域の命を守る体制をしっかりと作って、道筋をつけていく。これまでの経験と力を西条先生に発揮してもらいましょう!
西条さんとは30年来の友人で、普通は私が年が上なので面倒を見る立場なんですが、この場合は逆でお世話になったりなったりなったり…で付き合っています。西条さんは一言で言えば「気は優しくて力持ち」。男気があって、草食男子とは逆の熱血漢、政治の道筋をきっちり示せる方。既に県議会議長・県連幹事長もやり、押しも押されぬ「県議会・自民党県連の真のリーダー」です。奥さんに健康管理をしてもらい、ますます頑張ってください。
これまで西条先生の7期28年、支援する皆さん・後援会の皆様・奥様のご労苦に心から感謝と敬意を表します。 9年前、衆院選挙で自民党が政権を失い、私は県連会長になり、西条さんは幹事長に就任。その後は勝利を続け今日があるわけですが、西条さんは自民党県連の筆頭副会長として大活躍をされています。知事選挙で、大井川知事を誕生させた立役者が西条さん。今後もご活躍を祈ります。
14年前に初めて茨城県庁に総務部長として来る直前、西条先生にお目にかかりました。最初に会った西条先生の印象はガツンと発言され(笑)県議会の先生方が全員こんなにコワイ方だったらどうしようか…と。西条先生は曲がったことには怒り、真っ直ぐで筋が通らないことは大嫌いな人情家。本当に良いところは、豪快さと裏腹に大変繊細な部分を持たれている。いろいろなご苦労をされた結果が繊細さにつながりそこが人間的魅力で、私はお慕い申し上げているんです。
私は県庁職員でしたので、職員がどう見ているかを肌で感じ取っており西条先生は正直、一目置かれている存在。西条先生は医療・防災・輸送問題など幅広い分野で、職員側が「言われると嫌だ」「突かれたくない」というポイントをビシッと突いてくる。県庁職員も恐れる西条先生、広い視野とネットワークのある先生のご活躍を祈念します。
「県民目線に立ち、広い視野をもって神栖市の発展のため日々力を注いでおられる西条県議のますますのご活躍を期待申し上げます」などの祝電も越川信一・銚子市長ほか多数から届き、会場で披露。最後は西条県議が理事長をつとめるマリンピア神栖の岩野めぐみさん(介護職員)から花束贈呈、後援会青年部の斉藤貴幸さんがリードして天に轟くガンバローコール、大槻邦夫・神栖市議の閉会の辞でお開きとなった。
「県民目線に立ち、広い視野をもって神栖市の発展のため日々力を注いでおられる西条県議のますますのご活躍を期待申し上げます」などの祝電も越川信一・銚子市長ほか多数から届き、会場で披露。最後は西条県議が理事長をつとめるマリンピア神栖の岩野めぐみさん(介護職員)から花束贈呈、後援会青年部の斉藤貴幸さんがリードして天に轟くガンバローコール、大槻邦夫・神栖市議の閉会の辞でお開きとなった。