MASAYOSHI SAIJO 西條昌良

茨城県議会議員[西條昌良]

議会報告1991

平成3年第3回県定例会一般質問より(抜粋)

1.豊かな自然環境・海を生かした波崎町のリゾート開発
2.長期的視点に立った湾岸計画
3.鹿島地区の総合的な交通基盤の整備を
4.鹿島臨海鉄道を波崎・銚子へ延伸
5.大野原、宝山交差点の立体化
6.鹿行大橋、新神宮橋の整備
7.街路樹の整備、潤いのある街づくり
8.鹿島南部地域の農業振興
9.つくり育てる漁業水産業の振興
10.原料の安定確保水産加工業の振興


平成3年第3回定例会が9月24日から10月11日にかけて開かれ、後援会の温かい声援を受けて、10月1日一般質問に初登場。地元鹿島郡の諸問題を中心に堂々たる態度で県執行部の考えをただしました。 鹿島港の湾岸計画や波崎町のリゾート開発について前向きな質問とその回答を得たることができました。


1.豊かな自然環境・海を生かした波崎町のリゾート開発

西條県議 鹿島町では文化やスポーツを軸とした地域の整備、神栖町は都市的なサービスの核となる施設の整備、波崎町は豊かな自然環境を生かし海を活用したウォーターリゾート開発など鹿島三町がそれぞれ機能分担することにより、魅力ある楽しい街づくりができる。特に波崎町のリゾート開発について、県としてどのように考えているのか。
≫企画部長 波崎町は、砂丘海岸や松林など、自然豊かな特色ある景観に恵まれており、波崎漁港から松下十町歩にいたる海岸地域は、ウォーターリゾート基地としての可能性の高い地域である。今後、諸課題の解決策、具体的な整備内容について地元波崎町と協議しながら具体的に努めて参りたいと思います。

2.長期的視点に立った湾岸計画

西條県議 鹿島港の計画見直しに当たっては鹿島地区の立地条件ばかりでなく、東京湾との関係やマリンリゾートなどにも配慮し、長期的な視点に立ち、スケールの大きな港湾計画を再構築すべきではないか。
≫土木部長 東京湾の過密化に伴い、鹿島港を取り巻く経済社会環境が大きく変化しており昭和54年に策定された現在の港湾計画を見直し、平成17年を目標年次とする新しい港湾計画を平成3年度内に策定すべく作業を進めております。
新しい計画策定に当たっては従来の機能に加え、首都圏貨物の一部分担の流通機能やマリーナを核とした海洋性レクレーション施設など地域に親しまれ、リゾートの拠点ともなる機能をも考えている。「物流」「生産」「生活」の三つの機能を合わせ持った複合港湾への脱皮を目指します。

3.鹿島地区の総合的な交通基盤の整備を

西條県議 将来の発生交通量に備え、道路、鉄道、港湾などの総合的な交通基盤の整備に着手すべきである。利根川、常陸利根川の架橋を含めた新しい路線の設定、港湾整備を相まったベイブリッジ建設などに具体的に取り組まなければならないと考えるが、土木部長の見解を承りたい。
≫土木部長 鹿島港の整備をさらに進めるほか、生活、文化、経済活動を支える基本的施設である道路網、すなわち国道51号の鹿島バイパスや国道124号鹿島・神栖バイパス、鹿行大橋、行方縦貫道路などの整備を進めて参りたいと思います。

4.鹿島臨海鉄道を波崎・銚子へ延伸

西條県議 鹿島臨海鉄道についても、将来の工業製品輸送に果たす軌道交通の役割を再評価すると共に、環境問題を踏まえ、波崎工業団地、土合の住宅団地を経て波崎・銚子を結び路線の延長を検討すべきである。
≫企画部長 今後、鹿島臨海工業地帯の整備をさらに進め、工業の集積を高めると共に、人口の定着が図られるような住宅用地の整備なども積極的に推進していく中で、長期的な視点に立って研究をしていくべきと考えております。

5.大野原、宝山交差点の立体化

西條県議 交差点の改良に当たっては、当面の局部改良と用地買収を含めて抜本的な改良との二つに区分したプロジェクトをつくり、優先的に実地していただきたい。具体的な箇所では、鹿島町大船津の交差点、鹿島町明石の交差点が緊急を要する。
抜本的な改良だが、交差点の交通容量を増やすためには、信号表示に関係なく左折できるよう車線を増やしたり、右折の待機車線を整備すること。加えて、鹿島町の大船津、神栖町の大野原、波先町の宝山など交通量が極めて多くなる交差点については、立体交差化に取り組むべきである。
≫土木部長 主要な道路の交差点などで、特に交通渋滞の著しい箇所を改善するため、茨城県渋滞対策推進計画を策定した。大船津交差点については、右折レーンを設けるなどの事業を行っており、今年度中に完成する予定。明石交差点についても建設省が調査を進めており、早期着手を要望して参ります。

6.鹿行大橋、新神宮橋の整備

西條県議 主要地方道土浦大洋線は幹線道路であり、重要な通勤路線でもある。しかし、北浦にかかる鹿行大橋は道幅が極めて狭く、今日の交通事情に即応していない。新橋建設に踏み切る段階に来ているのではないか。北浦大橋の建設が進められているが、国道51号の神宮橋についても潮来町のバイパスを含め、橋の建設に着手すべきと考えるがいかがだろうか。
≫土木部長 鹿行大橋については、本年度より道路部について用地取得を開始する予定であり、橋本体の架けかえも実施のための細部測量を進め、平成5年度に着手できるよう努力して参ります。北浦大橋は、平成6年度内の完成を目処に事業推進を図っている。潮来バイパスも、鹿島バイパスの進捗状況を見ながら国に要望して参りたいと思います。

7.街路樹の整備、潤いのある街づくり

西條県議 鹿島地区の幹線道路とりわけ国道124号には、殆ど街路樹が見当たらず、鹿島臨海工業地帯が「緑の少ない潤いのない街」という印象を与える一因となっている。街路樹は、環境問題からも大切な緑の資源であり、潤いのある街づくりに寄与すべきであると考えるが。
≫土木部長 国道124号の街路樹植栽は、臨海工業地帯という地域の特殊性や、より一層緑の多い潤いのある街づくりのためにもぜひ必要であると考えております。

8.鹿島南部地域の農業振興

西條県議 農業施策の展開は、実態を的確にとらえ、きめ細かな行政指導、行政支援を積極的に実施すべきである。鹿島特産指導所の試験研究を充実させ農業改良普及所との連携を密にし、温暖で平和な立地条件を十二分に活かした生産性の高い野菜・花卉類の園芸産地づくに積極的に取り組むべきである。今後拡大振興できる作物・作型の特定や新しい栽培技術、経営手法を確立し個々の農家に普及願いたい。
≫農林水産部長 需要の伸びが見込まれる花卉についての試験や、この地域に合った施設の高度化技術の開発に取り組み、砂地の持つクリーンなイメージを生かした観光農業についても検討しながら鹿島南部地域の一層の農業の振興に努めて参る所存であります。

9.つくり育てる漁業水産業の振興

西條県議 漁業資源は確実に減少傾向にあり、「つくり育てる漁業」への転換が焦眉の課題。「漁場の開発・整備」「つくり育てる漁業への振興」「水産物の加工・流通の改善」の三つを一体としてとらえ対処することを強く望む。大型の漁礁を数多く設置し、漁獲量の安定確保につとめ、栽培漁業センターの規模を拡大し、放流する漁目類の習性を明らかにし、効率のよい「つくり育てる漁業」への確立を図るべきである。
≫農林水産部長 昭和63年度から第三次沿岸漁場整備開発計画を定め、全体計画23億円の事業費で、人工漁礁による漁場造成等を実施している。鹿島灘北部海域では海洋牧場づくりとして15万立方メートルの漁礁設備など漁場の造成を図っている。栽培漁業についても新しい栽培魚種開発や、量産が確立されていない魚介類の技術開発に努めて参りたいと思います。

10.原料の安定確保水産加工業の振興

西條県議 これまでのイワシ、イカナゴなどの加工では、資源減少から限界がある。他地区からの原料の移入、外国からの輸入など加工原料の安定確保努めると共に、消費者ニーズの多様化に向けた新製品の開発など、加工技術の向上を図り、水産加工業の振興に努めるべきである。
≫農林水産部長 加工原料の安定確保を図るため、構造改善対策資金や振興資金等水産加工金融の一層の充実を図ると共に、製品の鮮度保持、品質改良などの研究に加え、食生活の洋風化や外食の普及等に対応したレトルト食品、チルド食品等付加価値の高い新製品の開発を促進し、水産加工業の経営の安定化に努めて参りたいと思います。
※役職等は当時のものとなります。
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